弁護士紹介

弁護士 小林 洋二(Yoji Kobayashi)– 福岡県弁護士会 –

弁護士 小林 洋二(Yoji Kobayashi)

ご挨拶

元号の使用は好まないのですが、登録が平成元年でしたので、弁護士何年目かを考えるにはとても便利でした。ちょうど30年で令和に改元されましたので、令和7年で弁護士37年目となります。
弁護士登録以来、基本的には医療関係の仕事を中心にしてきました。弁護士1年目には国立阿久根療養所の移譲禁止の仮処分に関わりましたし、水俣病第3次訴訟では病像論を担当しました。薬害HIV事件、ハンセン病国賠訴訟といった医療のありかたを問う大型事件にも取り組み、現在は、HPVワクチン薬害訴訟の九州弁護団代表をつとめています。また、医療機関を解雇された看護師さんの労働事件の代理人をしたこともありますし、医療機関の代理人として医療機器メーカー相手の裁判をしたこともあります。一番多いのはやはり医療過誤事件の患者側代理人で、HPVワクチン薬害訴訟を別にすれば、仕事の9割以上が医療過誤事件です。
医療過誤事件にはいくつかの特徴がありますが、わたしたちの仕事としては、調査事件として受任することを原則としているという特殊性があります。つまり、最初から損害賠償請求事件として受任するのではなく、まず、責任追及の見込みがあるかどうかを調査した上で、その報告に基づいて、手続をその先に進めるかどうかをご相談するというやりかたです。
医療と同じく、わたしたちの仕事にもインフォームド・コンセントが必要です。できるだけ正確な情報を依頼者の方に提供し、依頼者ご自身で方針を決定していただきたいと考えています。
そういった医療過誤事件を、わたしは、これまでに400件以上受任してきました。判決、和解、示談など何らかの形で損害賠償を得て終了した事件の一方で、調査をしたけれども責任追及の見込みなしで終了した、請求はしてみたけれども裁判まではせずに諦めた、あるいは裁判までしたけれど勝てなかったという事件も相当数あります。期待して依頼された方にはたいへん申し訳ないのですが、そういう場合があることをご理解いただいた上でなければ引き受けられないのが医療過誤事件でもあります。
でも、そうであればこそ、解決できたときの歓びもひとしおです。もちろん、涙を呑んで苦渋の選択という解決も少なくありません。しかし、いくつかの事件で、解決の歓びを依頼者とともにできた経験が、わたしたちの仕事の大きな支えになっています。
弁護士ドットコムにも小林のページがありますので、のぞいていただけると幸いです。

経歴

学歴

  • 宮崎県立西高校理数科
  • 東京大学法学部
  • 1986年 司法試験合格
  • 1989年 弁護士登録、福岡第一法律事務所入所
  • 1997年 福岡第一法律事務所退所、九州合同法律事務所入所
  • 福岡県弁護士会所属

活動等

  • 水俣病福岡訴訟弁護団
  • 九州HIV訴訟弁護団
  • らい予防法違憲国家賠償請求訴訟西日本弁護団
  • HPVワクチン薬害訴訟九州弁護団代表
  • 患者の権利法をつくる会事務局長

趣味

  • 読書(もっぱら小説)
  • 囲碁・将棋(もっぱらネット対局)

弁護士 久保井 摂(Setsu Kuboi)– 福岡県弁護士会 –

弁護士 久保井 摂(Setsu Kuboi)

ご挨拶

飯塚市の出身で、嘉穂高校、九州大学を経て、1989年4月に弁護士登録、 当事務所にて執務を開始しました。事務所のプロフィル欄にあるとおり、当時 は創設者である池永満弁護士と、その後輩に当たる名和田茂生弁護士が在籍していたのですが、数年後名和田弁護士が独立、そしてついには所長である池永弁護士も独立して、気づいたら事務所で一番の古株となっていました。
司法修習生時代、当時東京の湯島にあった司法研修所での修習中、鈴木利廣弁護士の事務所を訪問、東京の医療問題弁護団の学習会に参加したことがきっかけで、医療事故事件に興味を持ち、福岡での実務修習で当事務所を訪問、医療事故訴訟に関する学習会を開きました。その縁あって、弁護士登録と同時に入所、以来、医療事故事件を主体に仕事をしてきました。

最初に関わった集団訴訟は筑豊じん肺訴訟です。池永弁護士から、筑豊出身だから加わるように、また集団訴訟は被害に始まり被害に終わるのだから損害を担当するように、と言われるままに弁護団員となりました。 じん肺は、大量の粉じんを浴びる職場で、長年効果的な防塵の処置のないまま 働いたことにより、肺の組織が繊維化して機能が低下し、慢性の呼吸不全が進行してやがて死に至る病気です。筑豊じん肺の被害者達は、かつて炭鉱で炭塵にまみれて働いた炭鉱夫たち。老いてなお立派な体格の方も多く、また、呼吸不全は主に夜間身体を横たえたときに症状がでる性質のものですから、昼間、 調子の良いときに裁判所や集会の会場で会う原告のみなさんは、一見お元気そうに見えました。

そんな、「みえにくい」損害を、被害者の声に耳を傾け、読み取り、裁判所に提示するために言語化するしごとが、私の仕事の原点となっています。 その後、薬害エイズ、ハンセン病問題、障害者問題、LGBT問題、薬害HPVワクチン訴訟、旧優生保護法被害弁護団などに関わっていますが、 常に「被害を語る」とは何か、を考えながら、貴重な経験をいただいています。

経歴

学歴

  • 福岡県立嘉穂高校
  • 九州大学法学部
  • 1989年 弁護士登録、九州合同法律事務所入所
  • 福岡県弁護士会所属

活動等

  • 筑豊じん肺弁護団
  • 東京薬害HIV訴訟弁護団
  • らい予防法違憲国家賠償請求訴訟西日本弁護団
  • 障害者自立支援法違憲訴訟弁護団
  • HPVワクチン薬害訴訟九州弁護団
  • 旧優生保護法違憲国賠訴訟弁護団
  • 結婚の自由をすべての人に訴訟九州弁護団
  • 患者の権利法をつくる会常任世話人
  • 九州・山口医療問題研究会事務局長
  • 福岡県弁護士会LGBT委員会

趣味

  • 観劇
  • 読書

弁護士 安倍 久美子(Kumiko Abe)– 福岡県弁護士会 –

弁護士 安倍 久美子(Kumiko Abe)

ご挨拶

福岡市出身。室見川のそばで育ちました。大学・受験時代は京都の暮らし・文化を満喫し、合格してからはまた室見川のそばに戻りました。修習時代にたまたま当事務所に配属され、当事務所の先生方の仕事ぶりに感銘を受け、そのまま事務所に居着いて現在にいたります。2000年4月弁護士登録、民事事件、家事事件などをやっています。大きな事件としては、薬害肝炎訴訟、予防接種B型肝炎訴訟の九州弁護団に所属しています。現在は、九州・山口医療問題研究会の福岡県弁護団の事務局長を務めています。また、交通事故紛争処理センターで嘱託として多くの事件の示談あっせんを担当した経験があります。
常に依頼者の方々のお話に耳を傾けて最大限の成果をあげるべく努力しているつもりですが、医療過誤事件は、処理に時間がかかるため、ご迷惑をおかけしているかもしれません。人身被害を受けた方のご依頼を受けることが多いので、元どおりの生活を取り戻すことはできない場合が多いと思いますが、せめて区切りをつけて、前向きに歩んでいけるようにお手伝いができればと考えて日々仕事をしています。趣味は…週末に夫といろいろ料理を作って家飲みをすることでしょうか。あとは、最近なかなかできていませんが、川べりをランニングしています。

経歴

学歴

  • 福岡県立修猷館高校卒業
  • 京都大学法学部卒業
  • 1997年 司法試験合格
  • 2000年4月 弁護士登録、九州合同法律事務所入所
  • 福岡県弁護士会所属

活動等

  • 薬害肝炎九州弁護団
  • 全国B型肝炎訴訟九州弁護団
  • 九州・山口医療問題研究会 福岡県弁護団事務局長

趣味

  • ランニング
  • 自転車
  • ライブ鑑賞

弁護士 緒方 枝里(Eri Ogata)– 福岡県弁護士会 –

弁護士 緒方 枝里(Eri Ogata)

ご挨拶

熊本県出身で、大学からずっと福岡で生活しています。
2009年12月に弁護士登録し、一般民事事件、刑事事件、家事事件、なんでもやっていますが、最近は家事事件(特に離婚事件)のご依頼を受けることが多いです。
B型肝炎訴訟、HPVワクチン薬害訴訟、結婚の自由をすべての人に訴訟、旧優生保護法違憲国賠訴訟などの集団訴訟、政策形成訴訟にも多く関わっています。
いま最も関心があるのは「自殺対策」。自ら死を選ばざるをえなくなってしまう人を1人でもなくしたいという思いで、自分に何ができるかを模索しています。
「自分と関わるひとみんなを幸せにしたい」というのが私のモットーですが、うまくいかなくて落ち込むこともしばしば。それでも、美味しいゴハンとこどもたちとの時間で充電し て、明日こそはと日々少しずつ精進しております。
医療事故にあっても、病気で苦しくても、障がいがあっても、いろいろな問題を抱えていても、前を向いて問題を乗り越えようとするさまざまな依頼者のみなさんとの関わりの中で、弁護士の仕事は、本人に代わって事件を解決するのではなく、本人のさまざまな悩みに寄り添い、本人と二人三脚で事件を解決していくことなんだと実感しています。
ひとりで悩まずに、まずはご相談ください。一緒にがんばりましょう。

経歴

学歴

  • 熊本県立宇土高校
  • 九州大学法学部
  • 九州大学法科大学院
  • 2009年12月 弁護士登録
  • 福岡県弁護士会所属

活動等

  • 九州・山口医療問題研究会
  • 福岡市 自殺対策推進協議会委員
  • 福岡県 人権施策推進懇話会委員
  • 全国B型肝炎訴訟 九州弁護団
  • 旧優生保護法違憲国賠訴訟 九州弁護団
  • 結婚の自由をすべての人に訴訟 九州弁護団
  • HPVワクチン薬害訴訟 九州弁護団
  • 福岡県弁護士会
    -自死問題対策委員会
    -LBGT委員会
    -生存権の支援と擁護のための緊急対策本部

趣味

  • 美味しいもの
  • 海外ドラマ
  • たまの山登り
  • 自転車で遠出

弁護士 髙木 士郎(Shiro Takaki)– 福岡県弁護士会 –

弁護士 髙木 士郎(Shiro Takaki)

ご挨拶

山口県周南市(私のいた頃は徳山市でした。)出身。東京で大学生活を過ごした後、会社勤めをしていましたが、一念発起して弁護士を目指し、なんとか上手いこといって現在に至ります。弁護士登録は2011年。まだまだ弁護士としては駆け出しですが、これまでの社会人経験を活かしながら、『依頼者の方が納得できる解決』を目指して奮闘しております。民事事件、家事事件、刑事事件いずれも取り扱います。なかでも患者側医療過誤事件と労働事件に強い関心を持って手がけています。また、生活保護関連訴訟、元原発労働者の労災訴訟、玄海原発差止訴訟などにも取り組んでいます。一緒に悩んで『納得できる解決』を一緒に目指す、依頼者の方に寄り添って活動する弁護士でありたいと思っています。

経歴

学歴

  • 山口県立徳山高校理数科
  • 一橋大学経済学部
  • 西日本旅客鉃道株式会社(JR西日本)
  • 九州大学法科大学院
  • 2011年弁護士登録
  • 福岡県弁護士会所属

活動等

  • 九州・山口医療問題研究会
  • 日本労働弁護団
  • 過労死弁護団
  • 一般社団法人 福岡成年後見センター 法律職
  • 福岡県弁護士会
    -生存権の支援と擁護のための緊急対策本部
    -司法修習費用給費制復活緊急対策本部
    -紛争解決センター運営委員会
    -自死問題対策委員会
    大野城市ハラスメント事案第三者調査委員会 委員長(2024〜2025)

趣味

  • のんびり旅行(なかなか時間とれないのが悩みの種)
  • まったり茶道(表千家です)
  • 猫散歩(近所の野良猫を訪ねてまわる散歩です)

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